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リクルートメディアコミュニケーションズ 広告審査会準グランプリ受賞
いとうひろこの
グッとくる取材記事に隠された3つの魔法
いとうひろこ(伊藤紘子)
1982年7月 秋田県生まれ。
日本ジャーナリスト専門学校と当時に上京し、卒業後は広告代理店に入社。
ディレクター・ライターとして活躍。
2008年 5月 株式会社リクルートメディアコミュニケーションズ 進学広告審査会にて 人物取材原稿が準グランプリ受賞。
2009年1月 独立。
東京・吉祥寺を拠点にグルメコラムやファッション誌なども手掛けているが、もっとも力を入れているのは人物取材。中でも、働いていなかった父親の影響で「働く人」や「仕事を通した人生」に興味を持ち、その分野に注力する。
これまでに取材した人は200名以上。 >> MORE
ライターの仕事は、誰に頼んでも同じだと思っていませんか?
2008年度、株式会社リクルートメディアコミュニケーションズ 進学広告審査会にて、
私の書いた人物取材原稿が準グランプリ受賞いたしました。
この賞は、制作会社・代理店よって制作されたリクルート社の進学媒体の記事、
数万本の中から選出されたものです。
「広告としての魅力はもちろん、取材対象者の声がリアルに伝わってくる原稿」として、
高い評価をいただきました。
当時25歳。
ディレクター兼ライターとして働いて、4年目のことでした。
いとうひろこはなぜこのような賞をとれたのか?
いとうひろこはなぜ取材対象者の本音を引き出すことができるのか?
ただ取材をして原稿を書くだけなら、グッとくる原稿にはなりません!
私はこれまで、主に企業や学校をクライアントとした広告を作ってきました。
具体的には下記のような取材記事です。
◆大学・専門学校
・教授・広報の方へのヒアリングをして書く「学校紹介」
・この学校を選んだ理由・学んでいることなど「学生インタビュー」を通した学校紹介
・企業で活躍中の「卒業生インタビュー」を通した卒業後のビジョン紹介
◆企業
・「採用方針」「事業・商品の特徴」
・パンフレット・ホームページの「社員インタビュー」
・経営者・広報の方へのヒアリングをした「採用記事」
中でも得意とするのは人物インタビュー。
これまでに200人以上の方の取材をさせていただきました。
この世の中に、2人として同じ人間なんていない。
だから、十人十色、さまざまな取材記事ができあがりました。
しかし。
世の中のWebサイトや雑誌を見渡してみましょう。
本来なら十人十色のはずの取材記事が、
どれも同じ人のインタビュー記事のように見えてしまいませんか?
よく考えれば当たり前のことです。
「似たような業務内容」「類似してしまいがちな“やりがい”“喜び”」
それらがサイトや雑誌の中で並列して競いあってしまう。
これが現状です。
広告を作る上で、差別化するためにどうするか?
他より秀でたポイントを、どのようにユーザーに届ければいいのか?
そういったことを考える必要があります。
私がライターとしてかけだしの頃、どうしても平凡な記事しか書くことができませんでした。
もちろん取材対象者の方は非常に面白いお話をしていただいているのですが、
いざ私が原稿に起こしてみると、読み手を引きつけるための"何か"が足りない。
そこで私は、いろいろな取材記事を読みあさりました。
優れた取材記事を書くためには何らかの法則が隠れているはず。
さまざまな雑誌、ウェブサイト、チラシなどさまざまな文章を読んだ結果、
あるとき気がついたのです。
優れた文章には、次の3つの要素が必ず隠れている、ということに。
3つの魔法。
それは

もう少し詳しくお話しましょう。
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当然ながら、文書は読まれなければ意味がありません。
ところがこれだけ情報が溢れている現代社会においては、
ユーザーの目にその一部が触れることはあっても、
「クリックをしてみよう」とか「もっと詳しく読んでみよう」と思うのはごく一部です。
ユーザーに興味を持ってもらうためには、優れたコピーライティングが欠かせません。

コピーだけが優れた広告というのも存在します。
タイトルにひかれてクリックをしてみたり、また中吊り広告にダマされ、
読んでみたら損をした、という経験が誰もがあると思います。
読んでいて楽しくなる。勉強になる。励まされる。
それでこそ意味があるものなのです。
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ライターの仕事は、文章を書くことではありません。
取材内容を、既定の文字数に収めれば終わり、ではないのです。
広告ならクライアントが伝えたいメッセージをユーザーに届けることであり、
編集記事なら読者がそのために“もっとも響くことばとはなにか?”を探す。
――以上の3点を意識し始めてから、目に見えて
私の書く記事に対するクライアント、ユーザーの反応が変わりました。
取材対象者様からは、
「うまく表現できなかった気持ちを文章にしていただいて嬉しい」
「心の声を書いてくれてありがとうございました」
そんなありがたいお言葉も数多くいただきました。
上記の「3つの魔法」を実践することで、いい原稿は書けます。
しかし、取材記事には、それに加えてもうひとつの要素が必要。
それは……
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世の中にライターはたくさんいます。
経験豊富なライターさん、卓越した文章力を持っていらっしゃるライターさん・・・
私にかなわないこともたくさんあります。
その中でも私の武器は、“人に会って、話を聞くことが好き”だということです。
ライターさんの中には、あまり人とのコミュニケーションが苦手で、
だからこそ、自分ひとりでもできる仕事として
ライターという道を選んだ人もいらっしゃるようですが、
私の場合はそのまったく逆。
人の話を聞きたい。そして、文章として残したい。
ライターになった動機はこの一点につきます。
その人がどんな思いを持って働いているのか?
どんな思いを持って生きているのか?
ということを知りたいのです。
取材対象者と一緒に泣いたことも1度や2度ではありません。
苦労されたお話や感動的なお話は、まるで自分のことのように感情移入してしまいます。
だからこそ、その人の生きた軌跡を残し、誰かに伝えてあげたいと思うのです。
こんな私の人間くさい感情が、取材対象者の本音を引き出すことができるのだと強く感じます。
「素敵な記事にしてくれてありがとう」
「うまく表現できなかった気持ちを文章にしていただいて嬉しい」
「自分の中でわだかまっていた心の声を引き出していただきました」
今まで、そんな声をいただいてきました。
これは私にとっても大きな喜び。
そして、クライアント様、読者様、みんなの喜びにつながるのだと思います。











